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ささえ愛のつどいの講座 最後まで自分らしく過ごすために「介護や福祉の現場から」のご報告

「介護や福祉の現場から」

エンディングに向けての勉強会をしたいという意見から

「断捨離」から考えたらどうかという声も出ましたが賛否が別れ、

そもそもエンディングという言葉がとっつきにくくハードルが高いのではという意見もありました。他にも

・地域で話してみても「自分に関係ない」「絶対に来るものだけどすぐではない」との声を聞く。

・確かに「年老いた時に」と言うけれど、その後20年以上あることも多い。

・終末を考えてのことばかりではなく心掛けも必要だよね。いずれにしても死の準備をしなくてはいけ ない。

・今までも「在宅医療」「在宅看護」なども勉強したが最終的に自分事として考えることの大切さに気付いた。

・介護者と本人の考えや気持ちなど、「心のギャップ」がある。そのギャップがあることを事前に知ることで、受け止め方や心構えができる。

・自分で考えていることが、他の人の満足とは限らない

・様々なことを考えると難しいけれど小さな答えを持ち帰ることができたら良い場と思う。

など数度にわたり話し合う中で、

地域課題について聞き取りに来られた際にお誘いし、「ささえ愛のつどい」にご参加くださった(株)青空の理学療法士であり地域密着型 通所介護事業所の統括責任者、阿部成浩(あべまさひろ)さんがご自身の職場での経験や大切なご親族との経験を分かりやすくお話しくださり、「ささえ愛のつどい」の皆様とも丁寧に意見交換ができたこともあり、

難しいこの題材を「自分事として考えるきっかけになるのでは」と講師を依頼しました。

研修は初めて聞く方でもわかりやすい内容でした。

1. 小さな幸せ

2. 日本における死因

3. 準備ができる最期と突然訪れる最期

4. 認知症について

5. 自利と利他

6. 使える資源を考えておく

7. 介護保険について

8. 介護を通じて人生を豊かに

9. 今できること、今からできること、今だからできること

参加者のアンケートにも多くの方に丁寧に答えていただきました。

講座後の「ささえ愛のつどい」の振り返りでは

・自分が介護される側として子供たちと共有できた。

・介護保険のことや、事例を通して聞けた。こんなに大変なことだと思わなかった。終活を考えるきっかけになり、身近なことから考えることができた。

・介護保険を利用する時点で、施設に入ることや、ケアマネジャー不足などの現状が厳しいことが本当によくわかった。介護保険料を支払っているからすぐに使えると思っていたが違う。同じように考える地域の人たちにも現実を知ってほしいと思った

・小さな幸せを大切にすることで個々の余裕がでると聞いて心が救われた気がした。過去に自宅で介護する中、自分の趣味の時間を持っていた。その時間があったから気持ちの切り替えができて相手を思いやる気持ちも保てていたと思い出した。

・独居で、子は遠隔地にいる。自分はピンピンコロリで行くのだと信じるようにして、全く介護のことを考えたことがなかったため良い機会になった。今後どうなるかプロのサポートを受けながら行くのだろうと思った。良い意味でショックだった。

・介護施設などでボランティアをしている。当事者同士となる人たちが理解していくことが必要。介護といっても色々あるため1度聞いただけでは理解できない。

と今後につながる意見も多く出ていました。

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